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Technology & Products 2025-11-19

フォルヴィアヘラー、フラットライト技術で権威あるCLEPAイノベーションアワードを受賞

  • マイクロオプティクスを活用した革新的なライティング技術が、デザイン自由度・スケーラビリティ・省エネ性能において新たな基準を確立
  • フラットライトはすでにリアおよびフロントランプ用途で量産開始済み、関連プロジェクトの総額は数億ユーロ規模

リップシュタット 2025年11月19日 国際的な自動車部品サプライヤーであるフォルヴィアヘラーは、革新的なフラットライト | μMX技術により、権威あるCLEPAイノベーションアワードを受賞しました。授賞式は昨夜、ベルギー・ブリュッセルで開催されました。CLEPAイノベーションアワードは、欧州自動車部品工業会(Comité de Liaison Européen des Fabricants d’Équipements et de Pièces Automobiles、CLEPA)が毎年主催し、自動車部品メーカーによる特に優れた革新的な取り組みを表彰するものです。

フォルヴィアヘラーのフラットライト| μMX技術は、LEDライトガイドの革新的なコンセプトに基づき、塩の粒よりも小さい「マイクロオプティクス(微小光学レンズ)」を採用しています。極めて薄型のモジュール設計により、必要な取り付けスペースは最大90%削減され、厚さはわずか5ミリメートルに抑えられます。さらに、デイタイムランニング(昼間走行灯)・ウインカー・ポジションランプや、リアのストップランプ・ウインカーなどを単一の光学要素でマルチカラー構成できるため、フロントおよびリアランプのデザインに全く新しい可能性をもたらします。

もう一つの大きな特長は効率性です。市場にある類似システムと比較して、技術的な用途ごとに約40~80%の省エネ性能を実現し、重量も約80%軽量化。それでいて、光性能と均一性は一貫して高水準を維持しています。

フォルヴィアヘラーでグローバルライティング開発を統括するマイケル・クリンケス博士は次のように述べています。「CLEPAイノベーションアワードは、自動車業界で最も重要かつ名誉ある賞の一つです。今回の受賞は、当社チームの革新力に対する大きな評価であり、非常に誇りに思います。当社の目標は、自動車業界に新たな基準を打ち立てる技術を量産化し、プレミアムから量販セグメントまで魅力的かつ経済的な価値を提供することです。フラットライト技術でそれを実現できたことは、今年のCLEPAアワードだけでなく、すでに獲得している複数の顧客プロジェクトによっても裏付けられています。

フラットライト技術は昨年、リアランプ用途で初めて量産化され、今年秋にはフロントのデイタイムランニング(昼間走行灯)としても採用されました。現在、フォルヴィアヘラーのフラットライトは、総額数億ユーロ規模の顧客プロジェクトに組み込まれています。フラットライトの生産はスロバキアのコチョフツェ(Kočovce)およびバーノフツェ(Bánovce)のライティング工場で行われ、モジュール開発はドイツ・リップシュタットの本社で実施。顧客仕様のアプリケーションは、スロベニア・リュブリャナ、チェコ・モヘルニツェおよびオストラバの拠点で開発されています。

CLEPAイノベーションアワードは、昨日夜ブリュッセルで授与された。

CLEPAイノベーションアワードは、昨日夜ブリュッセルで授与された。 (画像: FORVIA HELLA)

昨年、FORVIA HELLAのフラットライトが史上初めて量産化され、当初はリアアプリケーションとして導入された。

昨年、FORVIA HELLAのフラットライトが史上初めて量産化され、当初はリアアプリケーションとして導入された。 (画像: FORVIA HELLA)

今秋より、車両前部への適用として量産が開始された。

今秋より、車両前部への適用として量産が開始された。 (画像: FORVIA HELLA)